■犀の角がもう少し長ければ 歴史は変わっていただろう


第1回となる「さいたまトリエンナーレ2016」で公開される川埜龍三の新プロジェクトは、現在われわれが存在している世界「さいたまA」と同時に存在する並行世界「さいたまB」で発見された埴輪群および発掘現場を創作し、視覚化する歴史改変SF作品です。

さいたまBで結成された「発掘キャラバン隊」の調査により出土した埴輪群は、私たちの知っている埴輪と似て非なる不思議な造形物群。トリエンナーレ会場となる旧民俗資料館の展示室には、それらの発掘調査資料とともに「犀型埴輪」が復元展示されます。また、さいたまAでは美術家、さいたまBでは埴輪研究家として活動するそれぞれの川埜龍三を比べたとき、時空を超えてインスピレーションが交錯する姿が垣間見えてきます。

もし、「さいたまA」でも犀の角が長ければ、すでに考古学者が犀型埴輪を土の中から見つけ出していたかも知れません。実際の発掘現場で考古学者が耳を澄ませるように、<犀の角がもう少し長ければ歴史は変わっていただろう>を覗いたとき、絶対的世界などなく、全てはほんの少しの何かで流動的に変わっていく情景作りだとも感じられるはずです。

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Had The Rhino's Horn Been Longer, The World Would Have Been Changed


Ryuzo Kawano's latest project, on exhibition in Saitama Triennale 2016, is an 'alternate history Sci-Fi' artwork. The artist has created the 'Haniwa', groups of ancient clay artefacts within their imagined excavation site in Saitama B, a parallel world which co-exists with Saitama A, the world that we live in.

Excavated by group of residents of Saitama B, the Haniwa, have strangely different shapes compared to the ordinary Haniwa we are familiar with. The restored 'Rhino Haniwa' from Saitama B is displayed in the exhibition room, along with other excavated objects and survey materials.

Ryuzo Kawano imagines himself to be a Haniwa specialist in Saitama B, though he is an artist in Saitama A. If you compare his artworks created in "Saitama A" with the excavated Haniwa in "Saitama B," you will catch a glimpse of his inspirations transcending time and space.

Had The Rhino's Horn Been Longer in Saitama A, the world we live in, an archeologist may have already found and excavated Rhino Haniwa.
As would an archeologist paying rapt attention to an excavation, immerse yourself in 'Had The Rhino's Horn Been Longer', The World Would Have Been Changed'. You should be able to feel that the world is not absolute, but contingent. It is constantly changing with trivial matters.

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■ NEWS

●「さいたまBハニワ研究ノート」が発売されました(2016/10/1)

「犀の角がもう少し長ければ 歴史は変わっていただろう」にあわせて埴輪研究家川埜龍三として出版した冊子が発売されました。
並行世界さいたまBで出土した数々のハニワの考察や、その発掘・発見現場の様子が掲載された、貴重な空想研究資料となっています。

<内容>
古代さいたまBにおける埴輪世界と祭事 / さいたまB発掘キャラバン隊とは? / 破片から復元する巨大埴輪と武蔵国の姿 / コラムさいたまB各地のハニワ㊙事情 / など

さいたまBハニワ研究ノート
著者:埴輪研究家 川埜龍三
発行日:2016年9月24日
編集/デザイン/テキスト:川埜龍三、川埜埴輪研究所
写真撮影:Photo by 田中くん
仕様:A4サイズ 16頁 オールカラー
発行:ラガルト出版
定価:500円(税込)

SHOPページから通販でお買い求めいただけます。ぜひご覧ください。


●「犀の角がもう少し長ければ 歴史は変わっていただろう」展示が始まりました(2016/9/24)

「どこかで見たことのある、しかし見たことのない世界が広がっている。古墳や埴輪は古の人が想像の力で、ロジカルに構築したひとつの物語世界だった。『さいたまB』の世界もまたそんなパラレルワールドである。川埜によって完璧に作られた大真面目で、そしてユーモアあふれる空間が、かつて民俗文化センター(技の博物館という呼称であった)だったことを想起させ、その手の込みようにまた笑う。(さいたまトリエンナーレ2016 プレスリリースより)」

会場:旧埼玉県立民俗文化センター さいたま市岩槻区加倉 5-12-1
会期:2016/9/24ー12/11
定休:水曜日(11月23日(祝・水)は開場、翌11月24日(木)は閉場)

岩槻駅までのアクセス
東武アーバンパークライン
①「大宮駅」から10分:東武アーバンパークライン利用
②「柏駅」から約55分:東武アーバンパークライン利用
アートマップ:さいたまトリエンナーレ2016 アートマップ (PDF/5 MB)


●「発掘キャラバン隊」の撮影が無事終了しました!(2016/7/20)

さいたま市内各所で行われた撮影は各回とも満員御礼となり、盛況のうちに終了いたしました。
今回のロケは、住宅街のとある公園、江戸時代のさいたまの風景を残す場所、はては団地の前に広がる田んぼなどで行われました。
エキストラの参加者のみなさんの見事な演技と、美しいロケーションにより、奇跡的な写真撮影となりました。
完成した作品写真は、実際のハニワ達とともにさいたまトリエンナーレ2016の岩槻会場に展示されます。


●「発掘キャラバン隊」隊員募集!(2016/6/19)

「発掘キャラバン隊」の募集はしめきりました。
たくさんのご応募をいただきありがとうございました。

川埜龍三の歴史改変SF作品『犀の角がもう少し長ければ 歴史は変わっていただろう』に出演してみませんか?
さいたまの歴史や古代の物語に着想を得た、幻想的な立体作品群を準備中です。すでに制作されたいくつかの立体作品を使い、市内各所をロケ地に、架空の発掘現場を再現する写真撮影を行います。
そこで、作品に登場する「発掘キャラバン隊」の隊員を募集します。撮影された写真作品は、さいたまトリエンナーレ2016にて公開する予定です。
皆さまのご参加をお待ちしています!

日 程  7月12日(火)14:00~   本太児童公園(さいたま市浦和区)
                   *募集は終了しました
     7月14日(木)13:00~   さぎ山記念公園付近
                   *募集は終了しました
     7月16日(土)10:00~   蓮沼公園(さいたま市見沼区)
                   *募集は終了しました
     7月17日(日)10:00~   別所沼公園(さいたま市南区)
                   *募集は終了しました
     7月18日(月・祝)10:00~ 深作川付近(さいたま市見沼区)
                   *募集は終了しました